2017年4月20日木曜日

my Essay No.12 / エッセイ 第12回目 寄稿文 

4月からシュツットガルト市庁舎の鐘がベートーベンの第九交響曲の[歓喜の歌]を奏でるようになりました。

 3月末イギリスの EU離脱正式通告直後、市民団体[Pulse of Europe ]が 『[ EUの歌]である[歓喜の歌]を市庁舎の鐘で奏でる』請願を市に提出し、それが受理されたのです。

 [EU崩壊による平和な生活を失う可能性]という不安に駆られた市民が[もう一度EUの根底にある欧州統合の意義を見直そう]と始めた[Pulse of Europe ]。

毎日曜日EU諸国内80以上の各都市にて集いを開催しており、シュツットガルト市庁舎広場にても、大勢の老若男女がEUの平和を祈願するスピーチを行なったり聞いたりしています。
 
 EUのルーツを辿ると、もともとの出発点は[何百年もの間ヨーロッパで繰り返されてきた戦争の悲劇はもうコリゴリ。平和を維持しよう。そのためには、国と国がお互いに寛容と尊厳を持って仲良く共に繁栄していこう]という考えでの1952年の欧州石炭鉄鋼共同体の設立でした。

その後、共同体の名前や条約や加盟国が時代と共に変化し、現在のEUに至っています。
 EUの恩恵を受けているのは加盟国民だけではありません。日本人である私も、EUのあるプロジェクトのお陰にて、ドイツからの派遣留学生としてアムステルダム音大で勉強し人生を豊かにしてもらいました。
 あるイギリス人も語っていました、「移動の自由の恩恵を受けて私も国も豊かになった。」と。
 シュツットガルト人口中、約8%EU加盟国民で、44%世界諸国からの移住民です。

シュツットガルトは工業と芸術の都市ですが、どちらの分野にも、 優れた専門家が多種多様な国から集まっています。

先日の[Pulse of Europe ]でこう言った人がいました。「多様性は、シュツットガルトの財産、発展、力の源である。」


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